Rocker、生体認証カード発行に向けてパイロットテストを実施予定

2020.12.11作成

2020.12.11更新

2021年初頭の発行を目指す方針

スウェーデン・ストックホルムを拠点とするチャレンジャーバンク(銀行業務ライセンスを取得し、既存銀行と同様のサービスを全てモバイルアプリ上で提供する企業)であるRocker(本社:Flaggan 1115, 116 74 Stockholm[1])が、同国初となる非接触型指認証デビットカードの発行に向けて、パイロットテストを実施する予定であることが明らかになった。[2]

Rockerはアイデンティティソリューション関連ベンダーであるIdemiaと提携し、2021年初頭に生体認証機能付デビットカードの発行を目指すという。顧客は同カードを利用することで、決済時に求められるPIN(暗証番号、Personal Identification Number)や署名が必要なくなるとのことだ。

パイロットテストの実施に向け、RockerのCPOを務めるJonas Hultin氏は以下のようにコメントしている。

チャレンジャーバンクである我が社は、使い勝手が良く、日々の家計改善につながる優れた金融サービスを開発すべく、常に新たなテクノロジーの活用を試みております。我々はお客様に魅力的なイノベーションを提供すべく、迅速な事業運営を行っております。我が社の戦略は、プラットフォーム上において高性能で安全性の高い決済ソリューションを提供することであり、スウェーデンのみならず、世界に先駆けて革新的なテクノロジーを提供する企業となることを目指しております。

Jonas Hultin, Chief Product Officer, Rocker - Business Wireより引用

Rockerは先進的な取り組みを強化することで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

official release 2020.12.11

出典元:

ニュースコメント

存在感を増すチャレンジャーバンク

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、世界中でデジタル化が推し進められる中、革新的なサービスを提供するチャレンジャーバンクが存在感を高めている。例えば、英国発のチャレンジャーバンクとして急速に顧客基盤を拡大しているレボリュートは5億ドル以上の資金調達に成功し、米国や日本、オーストラリアなどでグローバル展開を加速させている。また、英国金融行動監視機構(FCA)から電子マネー機関(EMI)ライセンスを取得したZigluはP2P決済プラットフォームをローンチし、今後6年から7年間で1億人のユーザーベースの獲得を目指すという。他方で、シンガポールにおいては12月4日にシンガポール金融管理局(MAS)がグラブ(Grab)やシングテル(Singtel)など、4つの陣営・企業に対してデジタル銀行ライセンスを交付すると発表した。同国金融業界において競争環境の激化が予想される中、シンガポール最大手の金融機関であるDBSが仮想通貨取引プラットフォームの立ち上げを計画するなど、既存の金融機関もイノベーションの発揮に向けた取り組みを強化している状況だ。グローバル金融市場に多くのチャレンジャーバンクが参入し、画期的なデジタルバンキングソリューションを提供することに今後も期待したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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