OPECプラス、閣僚級会合を開催

2021.04.05作成

2021.04.05更新

OPECプラス、閣僚級会合を開催

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ロシアは原油市場環境の改善を指摘

石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting Countries)【以下、OPECと称す】と非OPEC主要産油国で構成されるOPECプラスの閣僚級会合開催に際し、ロシアの副首相を務めるAlexander Novak氏は、足元の国際原油市場環境が先月のOPECプラス会合時よりも改善していると言及した。[1]

Novak氏は、依然として欧州を中心に国際原油市場で多くの不確実性が生じている一方、足元では日量200万バレルの供給不足に陥っていることに鑑み、世界の原油需給がひっ迫もしくは緩みすぎないことが重要だと指摘している。OPECプラスの会合に先立ち、ロシアは協調減産の延長を支持していたが、季節要因に絡む需要拡大に対応すべく、若干の増産を模索しているという。

今回のOPECプラス閣僚会合では、減産幅を7月までに日量110万バレル以上縮小することを決定した。市場では現行水準の減産を継続すると見られていたが、米国が原油価格を手ごろな価格に抑えるよう求めたとされることが影響した模様だ。

ロシアやサウジアラビア、米国といった主要産油国の思惑が錯綜する中、今後もOPECプラスの動向を見守りたい。

release date 2021.04.05

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ニュースコメント

上昇基調が続く原油価格

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけに、2020年4月20日に史上初めて原油先物がマイナス価格に転じた。しかしながら、その後に新型コロナウイルス対策に進捗が見られた他、OPECプラスが協調減産を続けたことにより、2021年2月中旬にはニューヨーク原油先物価格がコロナショック前の水準を回復している。他方で、ボラティリティの高まりを背景に、原油関連商品への投資需要が拡大する中、複数の金融サービスプロバイダーが関連サービスの提供を試みている。例えば、ICEフューチャーズ・アブダビがCTFCよりFBOT承認を取得し、マーバン原油(Murban Crude Oil)を原資産とする先物取引サービスの提供を3月29日に開始した。また、FXCMは2種類の原油スポットCFDをリリースし、拡大する取引需要の取り込みを図っている。足元では世界各国で新型コロナウイルス対策のためロックダウンを再開する動きが強まる中、上昇基調が続く国際原油市場に変化の兆しが見られるのか注目したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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