S&P DJI、新しく5つの仮想通貨インデックスを公開

2021.07.15作成

2021.07.15更新

S&P DJI、新しく5つの仮想通貨インデックスを公開

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仮想通貨関連の製品群を拡大して幅広い銘柄に対応

7月13日、大手金融データ会社のS&P Dow Jones Indices【以下、S&P DJIと称す】は、新しく5つの仮想通貨(暗号資産)インデックスをリリースし、仮想通貨関連の製品群を拡大した。[1]

これまでS&P DJIは3つの仮想通貨インデックスを運用していたが、今回、S&P Cryptocurrency BDM IndexおよびS&P Cryptocurrency LargeCap Index、S&P Cryptocurrency BDM Ex-MegaCap Index、S&P Cryptocurrency BDM Ex-LargeCap Index、S&P Cryptocurrency LargeCap Ex-MegaCap Indexをラインナップに加えた。S&P DJIによると、これらの仮想通貨インデックスは幅広い銘柄に対応しており、中でもBDM(Broad Digital Market)と付くものは最大で240種類の仮想通貨を構成要素に含んでいるという。S&P DJIはデータプロバイダーのLukkaと協業して仮想通貨インデックスの提供を可能にすると同時に、最新の方法論に基づいて時間の経過に伴う資産の評価を適切に表現することを実現している。

S&P DJIのイノベーションおよび戦略部門のグローバル責任者であるピーター・ロフマン氏は、同社の製品に関して次のようにコメントした。

仮想通貨インデックス製品群の拡大は、急速に成長する資産クラスの最も幅広いスナップショットを時価総額別に提供することを可能にします。我が社が仮想通貨市場の透明性向上に貢献できることを嬉しく思います。

Peter Roffman, Global Head of Innovation and Strategy at S&P DJI - S&P Dow Jones Indicesより引用

S&P DJIは仮想通貨インデックスを拡充することが仮想通貨市場へのアクセスを促すとの考えを示している。今年に入ってから、仮想通貨市場は時価総額が2兆ドルに到達するなど拡大の一途を辿っているが、これがどのような変化をもたらすのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

release date 2021.07.15

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ニュースコメント

仮想通貨インデックスの需要が拡大する可能性

仮想通貨市場に機関投資家が参入してきていることを受け、仮想通貨デリバティブの需要が増してきている。昨年はビットコイン先物の未決済建玉が過去最高を記録したが、今年はCMEがマイクロビットコイン先物をローンチするなど、この流れに拍車をかける動きが生じているようだ。このような背景から仮想通貨市場では仮想通貨インデックスの重要性が高まっており、高精度かつ多様なソリューションが求められるようになっている。その他、仮想通貨市場では株式市場と同様にインデックスファンドなども登場してきているため、将来的にテーマ別のインデックスなどの需要が高まってくる可能性もあると言えるだろう。世界的なインデックスパブリッシャーであるMSCIが仮想通貨インデックスの立ち上げを検討するなど、S&P DJIの競合他社も同市場に参入する可能性があることを示しているが、仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後もその動向に注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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