ビットコイン価格、過去1ヶ月間で約30%減となる4万2,200ドルまで下落

2021.05.18作成

2021.05.18更新

ビットコイン価格、過去1ヶ月間で約30%減となる4万2,200ドルまで下落

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トレンドラインのサポートを失いマーケットセンチメントが弱気に振れる

ビットコイン価格(BTC/USD)は5万ドルを割り込んでから急落しており、5月17日に過去1ヶ月間で約30%減となる4万2,200ドルの安値を記録した。

現在、ビットコイン価格は4万4,000ドル付近まで回復しており、直近の抵抗線である4万6,500ドルラインを目指す動きを見せている。ビットコイン価格は年初から高騰していたが、今年2月からのトレンドラインを完全に下回ってマーケットセンチメントが弱気に振れているようだ。また、チャート上では6万ドル付近でダブルトップが形成されており、ビットコイン価格は上値が重く、売り圧力が高まっている様子がうかがえる。

一方、韓国のブロックチェーン分析会社CryptoQuantでCEOを務めるKi Young Ju氏は、ビットコインのオンチェーンデータが改善していると指摘し、同仮想通貨(暗号資産)価格の下落が一時的なものだと主張している。実際にビットコインブロックチェーン上のトランザクションは活性化しており、同仮想通貨のマイニング難易度は過去最高を更新しているという。[1]

このビットコイン価格の暴落に伴い、今月上旬に4,000ドルを突破したイーサリアムを始めとする主要なアルトコインも軒並み下落している。ビットコイン価格が本格的な下降トレンドに突入すれば、仮想通貨市場全体も低迷すると考えられるだけに、今後も同仮想通貨価格の動向に注目していきたい。

release date 2021.05.18

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ニュースコメント

終焉に向かうMusk相場

今年3月末、米電気自動車メーカーのテスラがビットコイン決済の受付開始を発表したことを受け、同仮想通貨価格は6万ドルの大台を突破した。この上昇相場はテスラのCEOであるElon Musk氏が主導した「Musk相場」だともてはやされていたが、今月13日に同社がビットコイン決済停止を決定したことをきっかけに終焉に向かいつつあるようだ。当初、Musk氏はテスラがビットコインを手放すことはないと豪語していたものの、2021年第1四半期の財務報告で同社が保有する同仮想通貨を約10%ほど売却していた事実が明らかになった。これに対して投資家は警戒心を高めており、仮想通貨市場ではビットコイン売りが加速しているという。MicroStrategyやSquareを筆頭に数億ドル単位でビットコインに投資する上場企業も存在するが、どのような動きに出るのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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