ジェミニ、ユーザーが保有する暗号資産に金利を提供へ

2021.02.04作成

2021.02.12更新

ジェミニ、ユーザーが保有する暗号資産に金利を提供へ

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Genesisと提携して最大年利7.4%を実現

Winklevoss兄弟によって設立された暗号資産取引所のGemini Trust Company, LLC(本社:600 Third Avenue, 2nd Floor, New York, NY, 10016, United States[1])【以下、ジェミニと称す】は、暗号資産レンディングのGenesisとパートナーシップを締結し、ユーザーが保有する暗号資産に最大年利7.4%の金利を付与することが可能になったと発表した。[2]

今月からジェミニは、トラストライセンスを取得している米50州に住居する全てのユーザーを対象に、独自ステーブルコインのジェミニドル(Gemini Dollar)やその他暗号資産に金利を付与する予定だという。ジェミニのCOO(Chief Operating Officer)であるNoah Perlman氏は、同取引所の顧客が金融機関の金利の低さに不満を持っていると言及し、暗号資産を保有するインセンティブとしてこのサービスを提供したいとの考えを示した。

このモデルでジェミニは、ユーザーへの支払利息と機関投資家向けローンからの受取利息のスプレッドで利益を確保すること想定している。ジェミニのリスク責任者であるYusuf Hussain氏は、Genesisの財務諸表をレビューして貸し手のローンが十分な資産で担保されている事実に触れ、この新しいサービスが安全であることを強調した。

現在、Genesisはジェミニ以外にもパートナーシップを展開しており、暗号資産レンディング分野で事業を拡大している。GenesisのCEOであるMichael Moro氏は、これらのパートナーシップを通じて提供されるローンは比較的小規模なものの、成長の余地があると語っている。同社がジェミニと提携したことがどのような結果につながるのか、今後もこれら企業の取り組みに注目していきたい。

official release 2021.02.04

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ニュースコメント

更なる成長が期待される暗号資産レンディングサービス

昨年3月、ビットコイン価格の暴落を受けてローン市場でマージンコールが発生し、Genesisを含む暗号資産レンディングサービスが大打撃を受けた。これら企業は担保要件の強化や融資限度額に厳格な制限を設けることで事業の立て直しを図り、昨年後半からのビットコイン価格の上昇と共に同分野の再興に成功している。結果的に、最近では人気メッセージングアプリを運用するLINEが暗号資産レンディングサービスを開始するなど、異なる業界からの市場参入も相次いでいるという。その他、大手金融企業の暗号資産レンディングサービスなども登場しており、日本ではSBIがVC Trade Lendingを立ち上げてこのトレンドを追従しているようだ。暗号資産レンディングサービスはインカムゲインを提供する手段として確立されつつあるだけに、今後も市場規模の拡大に期待できる分野のひとつだと言えるだろう。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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