ゲーム向け暗号資産のエンジンコイン、日本国内で上場予定

2021.01.21作成

2021.02.12更新

ゲーム向け暗号資産のエンジンコイン、日本国内で上場予定

coincheck

暗号資産ニュース

今月26日からコインチェックでの取引が可能となる

ゲーム分野の暗号資産であるエンジンコイン(Enjin Coin)が、暗号資産交換業者を監督する自主規制団体の日本暗号資産交換業協会【以下、JVCEAと称す】から認可を受け、日本国内でホワイトリストに登録されたことが明らかになった。[1]

発表によると、エンジンコインは大手暗号資産取引所のコインチェックに上場される予定となっており、今月26日から日本円での取引が可能になるという。エンジンコインはゲームやアプリのエコシステム内で価値を持つNFT(Non-Fungible Token)であり、プラットフォームを越えて取引および交換可能な特性から、全く新しいアプリ内経済を生み出すことが期待されている。

エンジンコインの開発を担うEnjinのCEOであるMaxim Blagov氏は、同暗号資産を日本でリリースした理由について次のようにコメントした。

スーパーマリオやポケモン、ファイナル・ファンタジーなど、日本はポップカルチャーの中で絶対的な地位を築くゲーム業界の震源地となっています。世界最高のブロックチェーンゲームは日本のゲーム業界から生まれると信じています。

Maxim Blagov, CEO of Enjin - Enjinより引用

Enjinは東京を拠点とするブロックチェーンアクセラレーターのHashPortと提携し、2019年に日本市場への参入を実現した。その後、Enjinは1年以上のデューデリジェンスを経てコインチェックでエンジンコインを上場することを決定したという。HashPortのCEOである吉田世博氏は、エンジンコインがJVCEAから認可を得たことが日本国内における同暗号資産およびEnjinのブロックチェーンプラットフォーム普及に向けて重要な意味を持つと語っている。

2020年5月に施行された法改正の影響でBitMEXが日本居住者からのアクセス制限を余儀なくされるなど、これまで国外の暗号資産関連企業は日本の厳しい規制環境下で存在感を発揮できずにいたが、Enjinはどのような事業展開を見せるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

official release 2021.01.21

出典元:

ニュースコメント

IEOおよびNFT市場の開拓に注力するコインチェック

2018年に大規模なハッキング被害を受けたコインチェックは、マネックスグループ傘下に加わって内部統制の強化に努めてきたが、金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)から事業再開の許可を受けて再び攻勢に転じている。特にコインチェックは暗号資産のIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)やNFT市場の開拓などに力を入れており、様々なプロジェクトを進めているようだ。実際にコインチェックはIEOを計画し、今年3月までにパレットトークン(Palette Token)と呼ばれる暗号資産を売り出すことを見据えているという。また、NTF関連の取り組みとしてコインチェックはEnjinに加え、日本最大級のブロックチェーンゲームであるCryptoSpellsを開発するCryptoGamesとパートナーシップを締結している。日本ではSBI e-Sportsの株式を対象にSBIがSTOの実施を計画するなど、ゲームと暗号資産の融合を試みる動きが各所で生じているが、今後もこれら企業の動向を見守っていきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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