ビットコイン価格の急落により、仮想通貨市場全体が低迷

2021.01.12作成

2021.01.12更新

ビットコイン価格の急落により、仮想通貨市場全体が低迷

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仮想通貨ニュース

主要な仮想通貨価格が軒並み大幅な下落を記録

1月11日、ビットコイン(BTC/USD)価格は3万4,000ドルを下回る水準まで急落し、仮想通貨市場全体の時価総額が過去24時間で1,700億ドル以上下落して9,400億ドルにまで後退した。[1]

先日、ビットコイン価格は4万1,500ドルの史上最高値を更新したが、そこから約20%減となる8,000ドル以上の下落を記録し、現在、3万3,500ドル前後で推移しているという。これに伴い、イーサリアム(ETH/USD)価格も史上最高値の1,300ドルから18%以上下落しており、重要な支持線となっていた1,100ドルラインを割り込んでいる。加えて、リップル(XRP/USD)価格は米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission, SEC)による訴訟の影響から復調の兆しを見せていたものの、再び約18%減となる0.27ドルにまで押し下げられた。

その他、ライトコイン(Litecoin)やビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、エイダコイン(ADA Coin)、Polkadot、Chainlink、ステラ(Stellar)などの主要な仮想通貨も暴落に見舞われているようだ。仮想通貨市場はビットコイン価格が年初からの高騰で好調を示していたが、今回の急落によって調整相場に突入する可能性があると言えるだろう。

ブロックチェーン分析会社のWhale Alertは、クジラと呼ばれる大口の投資家が約1億3,800万ドル相当の3,875BTCを売却したことを報告しているが、これが仮想通貨市場にどのような影響を及ぼすのか、今後もその展開を見守っていきたい。

official release 2021.01.12

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ニュースコメント

CBDC開発の進展に期待がかかる2021年

今の所、仮想通貨市場ではビットコイン価格の高騰ばかりに注目が集まっているが、2021年は主要国による中央銀行発行の独自仮想通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】開発の進展が期待されている。実際にCBDC開発で先行する中国でPBoCがデジタル人民元発行に向けて規制強化を実施しており、競合となり得るその他ステーブルコインの流通を制限する動きに出ているという。これを受けて欧州ではイタリアやフランスがデジタルユーロの試験運用を行うなど、銀行やテクノロジー企業を巻き込んで新しいイニシアチブを立ち上げているようだ。一方、アジアでは人気メッセージングアプリを運用するLINEがCBDC開発向けブロックチェーンプラットフォームをローンチしており、いくつかの中央銀行と協業することを検討しているようだが、どのような試みが見られるのか、今後も仮想通貨市場の動向に注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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