ビットコイン価格、年初からの高騰で3万4,000ドルに到達

2021.01.05作成

2021.01.05更新

ビットコイン価格、年初からの高騰で3万4,000ドルに到達

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仮想通貨ニュース

昨年末の勢いを継続する形で高値を更新

昨年末、ビットコイン(BTC/USD)価格は3万3,000ドル前後を推移していたが、2021年1月3日に14.73%増となる3万4,168ドルの高値を記録した。[1]

約2週間前にビットコイン価格は2万ドルの大台を突破したばかりだが、破竹の勢いでビットコイン価格は史上最高値を更新し続けている。昨年、ビットコイン価格は305%の飛躍的な成長を遂げており、その時価総額はAlibaba(アリババ)およびTesla(テスラ)に続き、Visa(ビザ)やBerkshire Hathaway(バークシャー・ハサウェイ)、Samsung(サムスン)、Walmart(ウォルマート)などの上場企業を上回っている状況だ。これに対して経済学者のNouriel Roubini氏は、ビットコイン価格の高騰が投機的な動きで生じたバブルだと指摘した。

しかしながら、今回は2017年時のビットコインブームと異なる点も数多く見受けられる。例えば、ビットコインは法定通貨のインフレリスクをヘッジする資産クラスとして認識を強めており、近年、機関投資家による需要が高まっている。実際にSkybridge CapitalやMassMutual、Guggenheim Investmentsなどは数億ドルの資金をビットコインに投資しているという。これに加え、米政府が経済刺激策を行ったことにより、個人を含む投資家の資金が仮想通貨市場に流入し、ビットコイン価格を押し上げる要因となっている。また、Paypal(ペイパル)が仮想通貨関連サービスを開始してビットコインの取り扱いに対応するなど、決済手段としての需要も生じているようだ。

昨年、ビットコインの半減期がマイナーに深刻な影響を与える可能性があると心配されていたものの、結果的にそれが同価格の上昇をサポートする形となった。その他にもビットコインはETFローンチに対する期待の高まりや米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission, SEC)の方針転換などの好材料にも恵まれ、機関投資家によるFOMO(機会を逃すことを嫌う投資家心理)の後押しを受けながら長らく続いた停滞期を脱した。一部では2017年と同様にビットコイン価格が暴落するとの懸念が高まっているが、今後も同仮想通貨の動向に注目していきたい。

official release 2021.01.05

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ニュースコメント

2021年に変革が予想される仮想通貨市場

仮想通貨市場はビットコイン価格の高騰で幸先良いスタートを切ったが、今年は変革の時期になることが予想されている。特にFacebookが2021年1月にディエム発行を計画するなど、世界的なステーブルコインの登場が現実味を帯びてきており、それに伴って仮想通貨関連の規制がより明確化される可能性があると言えるだろう。加えて、中国人民銀行(People's Bank of China)によるデジタル人民元のローンチも控えているため、仮想通貨を取り巻く環境がドラスティックに変化する可能性もあるようだ。また、世界最大のブロックチェーンプラットフォームであるイーサリアム(Ethereum)がPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へのマイニングアルゴリズム変更を予定していることから、多くの仮想通貨関連プロジェクトに影響が及ぶと考えられるが、2021年はどのような変化が見られるのか、今後も仮想通貨市場の動きを見守っていきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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