SBI、仮想通貨関連企業B2C2を子会社化したことを発表

2020.12.17作成

2020.12.17更新

SBI、仮想通貨関連企業B2C2を子会社化したことを発表

買収

仮想通貨ニュース

SBIファイナンシャルサービシーズが90%の株式を取得

大手金融企業のSBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区六本木一丁目6番1号[1])【以下、SBIと称す】は、英国・ロンドンに拠点を置く仮想通貨マーケットメイカー(値付け業者)で流動性プロバイダーのB2C2 Limited【以下、B2C2と称す】を買収し、子会社化したことを発表した。[2]

これまでSBIは、傘下のSBIファイナンシャルサービシーズを通じて3,000万ドル相当のB2C2の株式を保有していたが、ここ5カ月間で90%の株式を取得して同社を子会社化することに成功したという。この買収でB2C2は日本のスタッフをSBIのオフィスに移動し、人員を50名から70名に拡大するようだ。SBIのCEOである北尾吉孝氏は、B2C2が世界クラスの製品とサービス、優れた技術、貴重な顧客基盤を有している事実が高い評価を受けていると言及し、グローバル市場で協力して事業を拡大できることを楽しみにしているとコメントした。

2015年に設立されたB2C2は、仮想通貨業界で最大のOTC(店頭取引)ブローカー兼マーケットメイカーのひとつであり、既存の金融市場と仮想通貨市場の溝を埋めることを目的としたソリューションを展開している。具体的に、B2C2のソリューションはFXプラットフォームと同様のエクスペリエンスを提供することに重点を置いており、OTC市場で仮想通貨のポジション構築を容易にするという。B2C2は仮想通貨およびその他資産クラスをサポートするためにSBIのリソースを活用し、プライムブローカレッジサービスを展開することを計画しているようだ。

B2C2の創設者であるMax Boonen氏は、このパートナーシップに関して次のようにコメントしている。

今月、ビットコイン(Bitcoin)価格が史上最高値を記録し、金融業界関係者の関心が仮想通貨に向き始めています。業界の新しい扉を開こうとしているSBIにとってこれはまたとないタイミングになりました。統合は順調に進んでおり、両社のクライアントベースは既に機能面で恩恵を受けています。我々は仮想通貨が今後10年間で金融市場に及ぼす影響について壮大なビジョンを共有しているのです。この変革の最前線でSBIと協業できることを誇らしく思います。

Max Boonen, Founder of B2C2 - Bloombergより引用

既にSBIはB2C2の流動性サービスを仮想通貨取引に利用しているが、このパートナーシップを通じてどのような成果を上げるのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

official release 2020.12.17

出典元:

ニュースコメント

世界有数の仮想通貨関連企業として存在感を増すSBI

日本の金融コングロマリットであるSBIは仮想通貨分野で様々な取り組みを進めており、世界でも有数の仮想通貨関連企業としてプレゼンスを発揮している。例えば、SBI e-Sportsの株式を対象にSBIはSTOの実施を計画するなど、他の金融機関に先駆けて仮想通貨やブロックチェーンを資金調達スキームに利用しようと試みており、注目を集めているようだ。その他にもSBIはVC Trade Lendingという仮想通貨レンディングサービスを開始し、投資家のニーズに沿う形でインカムゲインを得る機会を提供することに成功している。また、SBIは仮想通貨業界のAmazonを目指すリップル社との協業関係を強化してマネータップへの投資を拡大した他、STOテクノロジーを提供するSecuritizeやエンタープライズブロックチェーン企業のR3などとも資本関係を築いているという。SBIは急速な勢いで仮想通貨市場を開拓しているが、今後もその動向に注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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