バイナンス、イーサリアム向けのマイニングプール立ち上げを発表

2020.11.17作成

2020.11.17更新

バイナンス、イーサリアム向けのマイニングプール立ち上げを発表

Binance, Ethereum

仮想通貨ニュース

1カ月間の手数料無料期間を設けてマイナーの取り込みを図る

世界最大の仮想通貨取引所であるBinance【以下、バイナンスと称す】は、イーサリアム(Ethereum)向けのマイニングプールを立ち上げたことを発表した。[1]

バイナンスは今年4月にマイニングプールのBinance Poolを立ち上げたばかりだが、既に世界中の地域にマイニングノードを展開しているという。現在、バイナンスのビットコイン(Bitcoin)向けのマイニングプールは、同ネットワークにおけるハッシュレートの11%以上を獲得しているようだ。

イーサリアムのマイニングシステムでは、ビットコインと同様にFPPS(Full Pay-Per-Share)方式でマイニング報酬が分配されるが、Binance Poolはこれから0.5%の手数料を徴収することで利益を上げている。この手数料は他社のマイニングプールと比較して遥かに安価な水準であり、更にバイナンスは1カ月間の手数料無料期間を設けてマイナーの取り込みを図っているようだ。

近年、バイナンスは独自ブロックチェーンのメインネットを正式にローンチしており、仮想通貨取引以外の分野にも分散型アプリ(dApps)および分散型金融(DeFi)関連サービスを展開することで仮想通貨市場での影響力を高めている。また、バイナンスはBraveと協業してBraveブラウザからの仮想通貨取引環境を構築するなど、パートナーシップの拡大によって仮想通貨の普及に貢献している。このイーサリアム向けのマイニングプールがどのような成果をあげるのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。

official release 2020.11.17

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ニュースコメント

システム面の脆弱性が危惧されるイーサリアム

主要な仮想通貨であるイーサリアムは、今年中にコンセンサスアルゴリズムをPoS(プルーフオブステーク)に移行することを目指しており、急ピッチで開発が進められている。しかしながら仮想通貨コミュニティの期待とは裏腹に、イーサリアムはクライアントソフトのバグでブロックチェーンに分岐が発生するなど、システム面で脆弱性を露呈している。これに伴い取引所や仮想通貨ウォレットが一時的に取引停止に見舞われ、バイナンスでもイーサリアムおよびERC-20トークンの引き出しが不可能になったという。その他にも、イーサリアムを基盤とする多数のDeFiトークンが被害を受けるなどブロックチェーンプラットフォームとしての信頼性が揺らいでいる状況だ。今年7月頃には、クライアントソフトの調整でイーサリアムはハードフォークを延期しているが、予定通りにETH2.0への移行を実現することができるのか、今後も同プロジェクトの動向を見守っていきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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