バイナンス、独自ブロックチェーンのメインネットを正式ローンチ

2020.09.03作成

2020.09.15更新

バイナンス、独自ブロックチェーンのメインネットを正式ローンチ

Binance

仮想通貨ニュース

スマートコントラクトやバイナンスコインを活用したステーキングに対応

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスと称す】は、スマートコントラクトに対応した独自ブロックチェーンのメインネットを正式にローンチしたことを発表した。[1]

この独自ブロックチェーンはBinance Smart Chainと呼ばれ、既存のBinance Chainを補完する役割を果たすことが期待されているという。バイナンスはBinance Smart ChainにPoSA(プルーフ・オブ・ステーク・オーソリティ)方式のコンセンサスアルゴリズムを採用しており、高いトランザクション速度を確保しつつ、バリデータや開発者、ユーザーを包括する合理的なエコシステムを構築することができる。

バイナンスは分散型アプリ(dApps)および分散型金融(DeFi)関連サービスの強化を目的に、新しいブロックチェーンの立ち上げに踏み切ったようだ。また、同社はネイティブトークンであるバイナンスコイン(Binance Coin)【以下、BNBと称す】を活用したステーキングに対応することも同時に発表し、BNBの保有を促進する意向を示した。

これまでバイナンスはグローバル市場でのシェア獲得を念頭に、法定通貨のサポートを拡大してきた。しかし、先月にはバイナンスはマレーシア証券委員会の未承認企業リストに追加されるなど、世界各国で規制強化が進む中で方針の見直しを迫られている状況だ。今回、Binance Smart Chainを新しくローンチしてブロックチェーン関連サービスの創出に舵を切ったことは、バイナンスにとって重要な変革点となり得るだけに、今後も同取引所の動向を見守っていきたい。

official release 2020.09.03

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ニュースコメント

仮想通貨市場で拡大するステーキングサービス

分散型金融分野が盛り上がりを見せる中、ステーキングサービスは仮想通貨にインカムゲインを付与する有効な手段としての認識を高めつつあり、今年に入ってから数多くの関連プロジェクトが立ち上げられているようだ。今年6月には、仮想通貨関連プロジェクトのMatic Networkがステーキングプログラムをローンチし、インドの大手ITコンサルティング企業であるInfosysなどをバリデータとして招き入れたことが話題となった。その他には、バイナンスの競合であるKuCoinがホワイトラベルサービスのKuCloudを介してステーキングサービスを実装することを可能にしている。バイナンスが業界第10位の時価総額を誇るBNBを活用したステーキングサービスをリリースしたことは、この流れを更に加速させる可能性があるが、仮想通貨市場はどのような反応を示すのか、今後の展開に注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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