Polychain Capital、運用資産が合計3億ドルを突破

2020.08.25作成

2020.09.15更新

Polychain Capital、運用資産が合計3億ドルを突破

SEC

仮想通貨ニュース

過去4年間で1,332.3%のリターンを達成

Polychain Capitalの仮想通貨ファンドであるPolychain Fund I LPが、昨年、仮想通貨および関連事業への新規投資として約2,000万ドルを追加し、同社の運用資産が合計3億ドルを超えたことが明らかになった。[1]

米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission, SEC)によると、Polychain Fund I LPは過去4年間で1,332.3%のリターンを生んでおり、Polychain Capitalが保有する仮想通貨および株式、現金などの資産が拡大しているという。これは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で投資市場の不確実性が増す状況下でも、投資家に仮想通貨やブロックチェーン関連プロジェクトを支援する意思があることを示しているといえる。実際にビットコイン(Bitcoin)を始めとする仮想通貨価格の上昇に伴い、ヘッジファンド分野は今年に入って大幅な成長を見せているようだ。

一方、シリコンバレーの投資会社であるAndreessen Horowitzは4億5,000万ドル規模の仮想通貨ファンドを立ち上げ、今年5月にそれを上回る5億1,500万ドルの資金調達に成功している。このような仮想通貨関連企業を対象としたベンチャーキャピタルの台頭は、ICO(イニシャルコインオファリング)の崩壊がきっかけとなっており、仮想通貨市場における資金調達手段の変化を象徴しているといえるだろう。

現在、仮想通貨市場ではビットコイン先物の未決済建玉が過去最高値を記録するなど、投資家からの潤沢な資金が流入してきているが、このポジティブな循環は継続するのか、今後もその動向を見守っていきたい。

official release 2020.08.25

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ニュースコメント

仮想通貨市場の成長を牽引するベンチャーキャピタル

大手コンサルティングファームであるPwCは、仮想通貨業界の資金調達が鈍化している事実を報告しており、仮想通貨市場全体が成熟に向かっていることを示唆している。実際に仮想通貨市場では平均的な企業による資金調達が減少すると同時に、シードラウンドでの投資が増加しているという。一方、注目の仮想通貨関連企業にはベンチャーキャピタルが巨額な投資を行っており、業界の成長を促すメインエンジンとなっているようだ。例えば、今年2月にはデジタルバンキングプラットフォームのレボリュートが5億ドル以上の資金調達に成功し、仮想通貨関連サービスの拡大に乗り出している。このように仮想通貨市場ではベンチャーキャピタルの重要性が増しているだけに、今後もPolychain CapitalやAndreessen Horowitzなどの企業の取り組みに注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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