Brave、バイナンスとの協業でブラウザからの仮想通貨取引を実現

2020.03.26作成

2020.03.26更新

Brave、バイナンスとの協業でブラウザからの仮想通貨取引を実現

Binance

仮想通貨ニュース

今年4月までに製品版のデスクトップブラウザへの機能実装を予定

プライバシー機能に特化したWebブラウザを開発するBrave(本社:512 Second St., Floor 2, San Francisco, CA 94107[1])は、大手仮想通貨取引所のバイナンスと協業し、同社のブラウザから簡単に仮想通貨を取引できる環境を構築した。[2]

今回、Braveユーザーはビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)、リップル(Ripple)、ライトコイン(Litecoin)に加え、バイナンスがサポートするその他の仮想通貨をブラウザから直接取引できるようになったという。また、Braveユーザーはサードパーティ製のアプリを介さずに、仮想通貨の購入、入金、取引、口座残高の確認など、Binance.comおよびBinance.US両方のプラットフォームに対応した総合的なサービスが利用可能になるようだ。既にこれらの機能はテスト版であるBrave Nightlyで有効化されており、今年4月には製品版のデスクトップブラウザにも実装されることが決定している。Braveはモバイル版の開発日程を明らかにしていないが、先日、競合のOperaは仮想通貨の購入機能をブラウザに統合し、モバイルデバイスにも対応することを伝えている。

Braveの共同創設者兼CEOであるBrendan Eich氏は、この協業に関して次のようにコメントしている。

仮想通貨取引はこのような分野に精通していないユーザーにとって難しい作業になる可能性があるが、バイナンスをBraveブラウザに統合したことでそのプロセスがシームレス且つシンプルなものになると言えるでしょう。Braveはバイナンスのような主要な取引所の機能をブラウザに統合することで取引を簡素化し、仮想通貨の普及に貢献します。

Brendan Eich, Co-Founder and CEO of Brave - Binance Blogより引用

Braveにとってバイナンスとの協業は、仮想通貨市場へのアクセスを容易にするだけでなく、仮想通貨関連機能の統合を図る同社の戦略上、重要な試金石になり得るという。一方、バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏は、Braveとの協業が同社のエコシステムが抱えるユーザーとの摩擦を軽減する策になると評価している。最近、バイナンスはBinance Cloudを立ち上げてホワイトラベルサービスを積極的に展開するなど、様々な形態の企業を取り込もうと試みているが、このBraveとの提携がどのような成果を生むのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

official release 2020.03.26

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨を活用した事業モデルの確立を目指すBrave

元々、Braveブラウザはより高速でプライベートなユーザーエクスペリエンスを提供することを目的に開発されており、コアなインターネットユーザーを中心に全世界で1,300万人以上に利用されている。Braveブラウザは一般広告やWebサイトトラッカーをブロックすることでユーザーのプライバシーを保護しているが、それと同時に信頼性の高い独自広告プログラムを展開し、企業としての収益性を確保しているようだ。この独自広告プログラムはユーザー側にも広告料が分配されるため、双方にメリットがある事業モデルとして注目を集めており、Braveブラウザの目玉機能になっているという。今回、Braveはバイナンスと協業したことで本格的に新しい事業モデルの確立に動き出したようだが、これらの仮想通貨関連機能がどのように収益化につながるかは明らかになっていない。最近ではHTCが仮想通貨ユーザー向けルーターをローンチし、その一部機能でBraveブラウザを採用することを発表しているが、今後もBraveの仮想通貨市場での動向に注目していきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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