ビットコイン価格が過去30日間の高値に到達

2020.01.08作成

2020.09.15更新

ビットコイン価格が過去30日間の高値に到達

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仮想通貨需要の高まりでテザーの時価総額が急増

今月6日、ステーブルコインであるテザー(Tether)の時価総額が急増した後、ビットコイン(BTC/USD)価格が2時間未満で200ドル上昇し、過去30日間の高値となる7,800ドルまで到達した。[1]

先日、米国によるイラン攻撃を受け、ビットコイン価格が急騰した事実が伝えられたが、それに先行してテザーの時価総額が5億ドルの急増を記録していたことが明らかになった。テザー社はオムニ(Omni)やイーサリアム(Ethereum)、トロン(Tron)、リキッド(Liquid)などの複数のブロックチェーン上でテザーを運用し、いずれも同社は米ドルの入金に1対1の比率で同ステーブルコインを発行している。現在、テザー社は合計47億7,647万463.76ドル相当のテザーを供給しており、その内の46億5,689万8,280.75ドル分が仮想通貨市場に流通しているという。

ビットコイン価格が高騰した理由について、完全には明らかになっていないものの、米国とイランの政治的な緊張の高まりを背景に、投資家が安全資産である同仮想通貨の購入を急いだことが主な要因だと推測されている。仮想通貨取引の基軸通貨として広く利用されているテザーの時価総額が急増したのも、このビットコイン需要の拡大に起因する可能性がある。しかしながら、今の所、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(Dow Jones Industrial Average)は0.25%、S&P500は0.35%の小幅な上昇に留まっており、原油価格も0.35%のマイナスで下げ止まっているため、今回、ビットコインが本当に安全資産として機能したかは検証の余地があると言えるだろう。

他の主要な仮想通貨では、イーサリアム価格が5.76%上昇したのに加え、リップル(Ripple)価格が11.18%の大幅な値動きを記録している状況だ。投資家は仮想通貨バブルの再来を願っているが、2020年に仮想通貨市場はどのような展開を見せるのか、今後もビットコインおよびその他仮想通貨の動向に注目していきたい。

official release 2020.01.08

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ニュースコメント

ビットコインに対する将来的な認識の変化に期待

株式市場でリスクオフの流れが生じた際、その資金がより安全な投資先を求めて国債や金、マネーマーケットなどの市場に流入する傾向があることが確認されている。デジタルゴールドと呼ばれるビットコインもこれらの資産クラスと同列に語られることもあるが、実際には、未だに仮想通貨の資産としての価値を信頼できない投資家も少なからず存在するようだ。昨年10月、米不況で金が高騰もビットコイン価格は横ばいな動きを見せており、仮想通貨に対する投資家の低い評価が露わになった。しかしながら、仮想通貨関連の投資商品を開発するグレースケールはビットコインの有用性を示すなど、投資家にポートフォリオの一部を仮想通貨に置き換えるよう促し、飛躍的に売上を伸ばしているという。仮想通貨の普及が将来的に投資家の認識を好転させる可能性も十分にあり得るだけに、今後も仮想通貨市場の変化を見守っていきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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