FBS、コインベース株の取り扱いを開始

2021.04.26作成

2021.04.26更新

FBS、コインベース株の取り扱いを開始

Coinbase

FX業者 (ブローカー)

最大レバレッジ100倍を適用

FBS(エフビーエス)を運営するFBS Markets Inc【以下、FBSと称す】は、4月21日より米大手仮想通貨(暗号資産)取引所であるCoinbase, Inc.【以下、コインベースと称す】株式の取り扱いを開始した。[1]

FBSでは、取引が開始される午後4時30分(GMT+3、東ヨーロッパ夏時間)より、同社が開発したオールインワンの取引プラットフォームであるFBS Trader上で、コインベース株の取引ができるようになった。同株式の取引に関しては、最大レバレッジ100倍が適用され、取引のための入金手続きも容易だという。最近では、良好なパフォーマンスが続く米国株式を中心に、海外FXブローカーの間で株式取引サービスを拡充する動きが見られている。このような環境下において、FBSではコインベース株の他、Tesla(テスラ)やFacebook(フェイスブック)など、60銘柄以上の株式を取り扱っている。

仮想通貨関連企業としては最大規模の上場となったコインベース株を巡っては、引き続き市場関係者から高い注目が集まっている模様だ。直近では、ナスダック(Nasdaq)やシカゴ・オプション取引所(Chicago Board Options Exchange, CBOE)、インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange, ICE)などが、同銘柄を対象としたオプション取引を開始した。また、海外FXブローカーの間でも、IG Groupがコインベース株の証拠金取引を開始した他、CMC MarketsやeToroといったブローカー各社がコインベース株の取り扱いを開始している。金融サービスプロバイダー各社が同社に関連した取引サービスを強化していることに鑑みると、仮想通貨業界のリーダー格であるコインベースへの注目度の高さをうかがい知れる。

2009年に創業したFBSは、世界190か国に展開するグローバル海外FXブローカーだ。日本人向けサービスは、バヌアツのライセンスを保持するMitsui Markets Ltd.が運営しており、最大3,000倍のハイレバレッジサービスは、ユーザーから高い人気を集めている。

投資家の間で仮想通貨への注目が高まる中、FBSはコインベース株の取り扱いを開始し、仮想通貨関連商品へのエクスポージャーを持つ機会を提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.04.26

出典元:

ニュースコメント

顧客の売買に依存する一部の金融サービスプロバイダー

ビットコイン価格は、コインベースが上場した4月14日に64,000ドル台の最高値を付けたが、その後は規制強化などが嫌気され、23日までに20%ほど下落しており、調整局面入り出した模様だ。コインベース経営陣が株式を大量売却したことが明らかになる中、同社株はビットコイン価格の下落に連動する形で、上場以降売りに押される展開となっている。また、仮想通貨の売買手数料に依存するコインベースの収益構造を懸念する声も上がっている。他方で、仮想通貨ブームに乗って業容を拡大させているのがロビンフッド(Robinhood)だ。年初からわずか2ヶ月間で、ロビンフッドは600万人のユーザー獲得に成功している。但し、同社にとって大きな武器となっている取引手数料無料のスキームは、顧客注文を超高速取引業者(HFT)などに回送して得られるリベートで成り立っている。仮想通貨市場が大きく調整し、投資家が市場から撤退もしくは積極的に売買を行われなくなると、これらの企業が破竹の勢いで成長拡大を続けていくことは難しくなる可能性がある。コインベースやロビンフッドのように、市場環境及び顧客の売買に大きく依存した金融サービスプロバイダーが、安定した経営基盤の構築に向けて今後如何なるソリューションを講じるか注目したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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