AvaTrade、英国で株式上場を計画している模様

2021.03.29作成

2021.03.29更新

AvaTrade、英国で株式上場を計画している模様

ソリューション

FX業者 (ブローカー)

企業価値は7億ポンドに上る見込み

海外リテールFX・CFDブローカーであるAvaTrade(本社:Five Lamps Place Amiens Street, Dublin 1 Ireland[1])が、英国で株式上場を目指していると、同国のニュース専門局であるSky Newsが伝えた。[2]

AvaTradeはJPモルガンチェース(JP Morgan Chase & Co.)とジェフリーズ(Jefferies)を主幹事証券会社として指名しており、株式の募集及び売り出しは数ヶ月後に実施される見込みであるという。AvaTradeの正確な上場タイミングや企業価値に関しては、市場環境や投資家需要に左右されるが、現状では5億ポンドから7億ポンドの企業価値があると推定されている。

AvaTradeは当初、ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)【以下、LSEと称す】のオルタナティブ投資市場(Alternative Investment Market)【以下、AIMと称す】への上場を目指すという。AIMは中小企業が取引されるLSEのサブマーケットであり、メイン市場と比較してより柔軟性の高い規制スキームを敷いている。また、英国株式市場にはCMC Markets【以下、CMCと称す】やPlus500、IG Groupといった海外FXブローカーが上場している。2020年には、CMCがLSEに上場する大企業で構成されるFTSE250指数に組み込まれており、順調に企業価値を高めている模様だ。

2015年5月、オンラインゲーム業界と金融業界のビッグカンパニーであるPlaytechがAvaTradeを買収する計画を発表したが、アイルランド中央銀行(Central Bank of Ireland)がその計画を承認しなかった。Playtechによる買収金額である1億500万ドルと比較すると、AvaTradeの企業価値は6倍に拡大していることになる。尚、直近では多数の金融業界プレーヤーによる上場計画が明らかになっている。例えば、eToroの上場計画が浮上している他、キャッシュボーナスキャンペーンを開催中のロビンフッドも、非公開の形で上場申請を行っている。

AvaTradeが実際に英国株式市場への上場を果たした際には、調達した資金を元に如何なるソリューションを講じるか注目したい。

release date 2021.03.29

出典元:

ニュースコメント

グローバルベースで顧客基盤の拡大に成功するAvaTrade

Emanuel Kronitz氏とNegev Nosatzki氏が2006年に創業したAvaTradeは、FXや株式、コモディティ、仮想通貨(暗号資産)、インデックスなど、マルチアセットに対応した取引サービスを提供している。AvaTradeグループはアイルランド中央銀行を始め、英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(B.V.I. FSC)や日本の金融庁(JFSA)などの規制下において、グローバル展開を推進している状況だ。また、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけとして市場のボラティリティが大きく拡大した2020年に、同社は積極的にサービス強化を図っている。例えば、AvaTradeはデスクトップアプリにAvaProtectを追加した他、同社及び日本法人のAvaTrade Japan(アヴァトレード・ジャパン)がMetaTrader5(MT5)を導入している。これらの取り組みが奏功し、AvaTradeは同年12月に世界150か国で30万人以上の新規顧客獲得に成功したという。企業価値が大きく高まっている同社が、更なる顧客基盤の拡大に向けて革新的なソリューションを提供することに今後も期待したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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