金融サービスプロバイダーMonex、ルクセンブルクに新オフィスを開設

2020.12.18作成

2020.12.18更新

金融サービスプロバイダーMonex、ルクセンブルクに新オフィスを開設

ソリューション

FX業者 (ブローカー)

欧州市場で継続的にサービスを提供する方針

グローバルに金融サービスを提供するMonex SAB de CV【以下、Monexグループと称す】は、ブレグジットの移行期間終了が間近に迫る欧州市場で継続的にサービスを提供すべく、傘下の欧州部門であるMonex Europe【以下、Monexヨーロッパと称す】を通じ、ルクセンブルクに新オフィスを開設したことを発表した。[1]

Monexグループは、日本のオンライン金融機関であるマネックスグループと英語表記が同一であるが、メキシコを拠点とする金融サービスプロバイダーだ。またMonexヨーロッパは、英国・ロンドンを拠点としており、スペイン・マドリードとオランダ・アムステルダムにオフィスを構えている。Monexグループはルクセンブルクを拠点とする新法人として、Monex Europe S.A.【以下、Monexルクセンブルクと称す】を設立すると共に、ライセンスを付与した同国の金融監督委員会(Commission de Surveillance du Secteur Financier)【以下、CSSFと称す】と緊密な連携を図っていく方針だ。

新オフィスの開設に際し、Monexグループの会長兼CEOを務めるHéctor Lagos氏とMonexヨーロッパの取締役兼CEOを務めるNick Edgeley氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

金融業界において35周年を迎える我が社は、グローバル展開に向けた野心的な戦略を遂行しております。ルクセンブルクに新オフィスを開設したことで、高品質なグローバル決済サービスを提供することができるようになり、重点地域として位置づける市場でサービスの拡充を図ることが可能となるでしょう。

Héctor Lagos, Chairman and CEO at Monex Group - Finextraより引用

ポストブレグジットの市場環境へ柔軟に対応し、お客様のニーズにマッチしたサービスを提供する上で、欧州圏内で事業を行うことが最も重要なことであります。ルクセンブルクは欧州単一市場へのゲートウェイとして認識されており、我が社はCSSFよりライセンスを取得し、認可決済サービス業者として事業を行えることを喜ばしく思っております。ブレグジットの移行期間終了後、お客様への商品・サービスの提供をMonexルクセンブルクへスムーズに移行する方針であり、このことは我が社の成長戦略に合致するものとなります。

Nick Edgeley, Director and CEO at Monex Europe - Finextraより引用

Monexグループはルクセンブルクに新オフィスを開設し、顧客ニーズにマッチしたソリューション展開を図ることで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

official release 2020.12.18

出典元:

ニュースコメント

英国からのシフトを進める金融サービスプロバイダー

Monexグループは欧州と北米及びアジア市場の法人や個人富裕層を対象に、FXや決済、証券ブローカレッジ、貸し出し、預金、アセットマネジメントといった幅広い金融サービスを提供している。グループ全体で7万人以上の顧客を抱え、2019年には600万件のFX取引を執行したという。今回、欧州金融市場の玄関口となるルクセンブルクに新オフィスを開設したことは、ブレグジット交渉が決裂しハードブレグジット(合意なき離脱)に備える経営戦略の一環とうかがえる。また他の金融サービスプロバイダーも、大陸欧州での継続的なサービスの提供に向けた動きを活発化している状況だ。直近では、EUIがESMAより第三国CCPとしての認可を受ける見通しである他、PepperstoneはCySECの認可を受け、欧州事業の拡大を模索している。またPingPongがCSSFよりライセンスを取得するなど、フィンテック企業も大陸欧州各国を拠点にサービスの強化を図っている。ブレグジット交渉の先行きに不透明感が高まる中、引き続き金融サービスプロバイダー各社が、英国からのシフトを進めると予想される。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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