ドバイ金商品取引所、ローリング・フォワードを7月6日付で上場

2020.06.26作成

2020.06.26更新

ドバイ金商品取引所、ローリング・フォワードを7月6日付で上場

ソリューション

FX業者 (ブローカー)

効率的なリスクエクスポージャーのヘッジなどを実現

中東最大のデリバティブ商品取引所を運営するドバイ金商品取引所(本社:Floor 37, Gold Tower, Cluster I, Jumeirah Lake Towers, Dubai, UAE[1])【以下、DGCXと称す】は、ユーロ/米ドルと英ポンド/米ドル、オーストラリアドル/米ドルの3通貨ペアのローリング・フォワードを7月6日付で上場させる意向であることを発表した。[2]

同商品はフォワード・ポジションを手仕舞いするまで、毎営業単位で自動的にロールするという。3種類のローリング・フォワードは米ドルで表示され、取引単位はユーロとポンド、オーストラリアドルそれぞれ10,000通貨になるとのことだ。DGCXではブロック取引も可能とし、同社傘下で適格清算機関のDubai Commodities Clearing Corporation(DCCC)が取引の清算を行う模様だ。DGCXは今後G6(日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア)の通貨とインドルピーに関してもローリング・フォワードをリリースする方針だ。同社によると、インドルピーのローリング・フォワードは、オフショア市場における上場商品としては、世界最大のリクイディティプールとなっているという。

新商品のリリースに際し、DGCXのCEOであるLes Male氏は以下のようにコメントしている。

我々は革新的なローリング・フォワードを近くリリースし、商品ラインナップの拡充を図ることを喜ばしく思っております。これらの通貨は、国際市場において最も流動性があると共に活発な取引が行われおり、ボラティリティが高まる市場環境下において、市場参加者のニーズに対応すべくベストなタイミングで上場させる予定であります。同商品を提供することにより、投資家は各規制を把握した上でグローバルFX市場へ容易にアクセスできるだけでなく、永続的にポジションを保有することで効率的にリスクエクスポージャーをヘッジできるでしょう。ローリング・フォワードは全てのトレーダーを対象にしておりますが、高ボラティリティ下における為替レートの大幅な変動を回避するため、特に機関投資家に対して多大なメリットを提供できると考えております。

Les Male, CEO of DGCX - DGCXより引用

DGCXは投資家ニーズに即した新商品をリリースすることで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

official release 2020.06.26

出典元:

ニュースコメント

中東市場で圧倒的なプレゼンスを誇るDGCX

ドバイは歴史的に金取引のみならず、様々なコモディティ商品を取り扱う国際的なハブである。2005年に開業したDGCXも、通貨や個別株式、WTI、ブレント、金など多岐にわたる先物取引サービスを提供し、中東で最大且つ最も商品ラインナップが充実したデリバティブ取引所として知られている。2019年には2年連続でFutures and Options World(FOW)International Awards 2019のExchange of the Yearを受賞するなど、同社が繰り出す商品・サービスは高い評価を得ており、中東市場で確固たるプレゼンスを築いている。また、Orient Global ServicesがMT5上でドバイ金商品取引サービスを開始したほか、FXCMとドバイ金商品取引所が覚書を締結するなど、積極的にサービス拡充を図っている状況だ。他方で、グローバルベースで取引所間の顧客獲得競争が激化しており、各取引所は他社との差別化を図るべく様々な戦略を打ち出している。例えば、HKEXがサステナブル関連の証券取引所を開設する計画であるほか、世界有数のデリバティブ取引所であるユーレックス傘下のユーレックス・クリアリングが金利スワップ取引の清算に日本で初めて成功している。中東市場で圧倒的なプレゼンスを誇るDGCXが、更なる顧客基盤の拡大に向け如何なるソリューションを提供するか注目したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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