リフィニティブ、取引分析ソリューションにスプレッドデータ分析機能を追加

2020.06.17作成

2020.06.17更新

リフィニティブ、取引分析ソリューションにスプレッドデータ分析機能を追加

ソリューション

アプリケーション関連

複数の業者が提示するスプレッド比較などが可能

金融情報会社Refinitiv(本社:5 Canada Square London E14 5AQ United Kingdom[1])【以下、リフィニティブと称す】は、新型コロナウイルス(COVID-19)禍において市場のボラティリティが大きく変動する中、独自取引プラットフォームであるFXallのパフォーマンス分析(Trade Performance Analytics)【以下、TPAと称す】ソリューションに、スプレッドデータ分析機能を追加したことを発表した。[2]

FXallのTPAを活用するバイサイド投資家は、ウェブベースでヒストリカルな取引パフォーマンスやコストを把握し、リクイディティプロバイダー(流動性供給業者)の選定を効率化できるという。今回追加したスプレッドデータ分析機能は、既存のTPAソリューションを補完するものであり、スプレッドコストの定量化が可能になるとのことだ。これにより、顧客は複数のリクイディティプロバイダーが提示するスプレッド変動のモニタリングや比較ができるという。

リフィニティブのFXall部門ヘッドを務めるJill Sigelbaum氏によると、同ツールは市場参加者のより効率的な投資意思決定に役立つ市場取引データや分析情報などの提供にコミットしているという。また、同社の顧客はFXallのRFQ(見積もり依頼書)機能を活用して週次のスプレッドに関する詳細な分析が可能なほか、特定の金融商品や通貨ペアなど、必要に応じてカスタマイズした分析もできるとコメントしている。

尚、リフィニティブのマルチディーラープラットフォーム(MDPs)であるFXallを活用する顧客は、豊富な流動性と複数の執行オプションに加え、エンドツーエンドのワークフロー管理やストレート・スルー・プロセッシング(一連の証券取引プロセスの電子化)の実践など、取引プロセス全体をカバーしたソリューションを利用できる。同ツールは2,300社を超えるバイサイド顧客を有し、FXサービスを提供する200社以上の有力金融機関やオルタナティブ投資関連のマーケットメイカー(値付け業者)も顧客に抱えているという。そして今回、同社はFXallのTPAに新たな分析機能を追加したことにより、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

official release 2020.06.17

出典元:

ニュースコメント

市場取引データビジネスでトップを目指すリフィニティブ

金融サービスプロバイダー各社が、特定の金融商品の価格や売値、買値、取引量などの市場取引データを提供するビジネスの拡大を強力に推進している。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)傘下への移管が決定しているリフィニティブも、関連サービスの強化を図っている状況だ。例えば、リフィニティブはElektronとXCoreを統合し、リアルタイムのプライシング情報へのアクセスを容易にしたほか、リフィニティブはオルタナティブデータ関連レポートを公表し、標準化されたエコシステムの構築を推進している。一方で、同社の強力なライバルであるブルームバーグが市場取引データシェアで首位に君臨しているほか、世界各国の証券取引所グループも関連ビジネスの強化を図っており、競争環境は激しさを増している。リフィニティブが市場シェアのトップを奪還すべく、他社と差別化された市場取引データ関連ソリューションの提供に注力することで、トレーダーの効率的な投資戦略の立案に寄与することを期待したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン
執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー
著者詳細

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒

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